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はじめ方

このガイドでは、FBSAT59 を起動して初期セットアップを行うまでの手順を説明します。

FBSAT59 を起動する

Linux

./FBSAT59-x86_64.AppImage

Windows

スタートメニュー → FBSAT59 をクリック

macOS

Spotlight(Cmd+Space)を開く → 「FBSAT59」と入力 → Enter キー


初回起動時

起動時に以下のような画面が表示されます:

  1. スプラッシュスクリーン — 「データベース初期化中…」「TLE データ取得中…」等
  2. メインウィンドウ — ダッシュボード+衛星追尾表示
  3. ステータスバー — 「準備完了」と LAN アクセス URL + QR コード

自動実行内容

  • ✅ データベース初期化(SQLite)
  • ✅ TLE(Two-Line Element)データの CelesTrak からのダウンロード
  • ✅ トランスミッター周波数データベース SATNOGS から同期
  • ✅ IP アドレスからのおおまかな位置推定(初回起動時のみ・QTH を保存するまで)

注意: 初回起動は 10~30 秒かかります。この間に初期化が行われます。


最初のパスまで

  1. 位置を設定する。 ファイル → QTH設定… で 座標 タブ または グリッドロケーター タブを入力し、OK。(初回起動時は地図が空に ならないよう IP アドレスからおおまかに推定されますが、保存した QTH が 常に優先されます。)詳細: セットアップ ステップ 1
  2. (任意) 無線機または SDR を接続する。 無線機 → 無線機設定… で Direct/NET を選び、無線機制御 タブで Rig 1 に接続。詳細: セットアップ ステップ 2 と ステップ 3
  3. 左のリストから 衛星を選ぶ
  4. 観測する。 ダッシュボード タブに拡大地図+レーダー、下部の パス予測 パネルに AOS/LOS、パスチャート タブに仰角の時間変化
  5. 無線機制御 で トランスポンダーを選ぶ — 以降、衛星が地平線上に ある間はドップラー補正が自動で行われます

衛星を選択する

左サイドバーは、フィルタのドロップダウン・検索ボックス・衛星リストで構成 されています。衛星名をクリックすると選択され、追尾が始まります(トランス ポンダーを選ぶとドップラー補正も適用されます)。

衛星を 右クリック すると:

  • ★ Favorite Groups — カスタムグループに登録(または Remove from Favorites)
  • Hide Satellite / Unhide Satellite — 一覧から非表示/再表示
  • Satellite Info… — TLE・軌道・トランスミッター情報
  • Open in SatNOGS — ブラウザで SatNOGS のページを開く
  • Deselect Satellite — 現在の追尾を解除

お気に入り(Favorite Groups)

  1. 衛星を右クリック → ★ Favorite Groups → グループを選択
  2. リスト上部の フィルタのドロップダウン でそのグループ (★ グループ名 と表示)を選ぶと、そのメンバーだけが表示される

Favorite Groups はグループパス検索やモバイル Web UI でも使われます。


メインウィンドウの構成

ウィンドウは 3 つの領域に分かれています。

  • 左:衛星リスト(フィルタ+検索+一覧)
  • 下:パス予測 パネル。Target(選択中の衛星)と Group (現在のフィルタに含まれる全衛星)の 2 タブ
  • 中央:タブ群
タブ 内容
ダッシュボード 選択中の衛星を追う拡大ローカル地図+小型レーダー+1 行の数値表示(EL / AZ / 距離 / DL / UL / モード)
世界地図 全追尾衛星を表示する世界地図。選択衛星の地上軌跡も任意で表示
レーダー 選択衛星のスカイビュー(方位・仰角)全体表示
パスチャート 選択衛星の今後のパスの仰角 vs 時刻グラフ
グループパスチャート グループ全体版(グループ検索後に出現)
無線機制御 トランスポンダー/周波数/モード、Rig・ローテーター接続ボタン、Doppler Lock
SDR 制御 スペクトラム・ウォーターフォール・復調・IQ 録音(SDR 接続時に有効)

通信 デコーダー(APRS・Telemetry・SSTV / SSDV・FT4・Q65・CW Decoder・ AX100 Digi・METEOR / HRPT)は Communications メニューから別タブとして開き、 それぞれ × で閉じられます。

ダッシュボードタブ

  • 左 — 選択中の衛星のフットプリントに拡大した地図(毎秒更新)。 これは別タブの 世界地図(全体地図)とは別物です
  • 右 — 選択衛星の小型レーダー(スカイビュー)
  • 下部の帯 — 衛星名、仰角、方位、距離、可視状態、ダウンリンク/ アップリンク周波数、モード

ウィンドウ最下部のステータスバーには QTH、TLE の鮮度、有効なフィルタ、 LAN URL / QR ボタンが表示されます。


スマートフォンからアクセス

FBSAT59 に内蔵 Web サーバーでモバイルアクセス可能。

ご使用の Mac/Linux/Windows での表示:

FBSAT59 起動時、ステータスバー(右下) に以下が表示されます:

🌐 LAN Access: http://192.168.1.100:8080  [QR Code]

スマートフォンでのアクセス:

  1. ご使用のコンピューターと同じ WiFi ネットワーク に接続
  2. ブラウザで URL を入力、または QR コードをスキャン
  3. 完了 — 衛星リスト、パス予測、レーダーが表示されます

モバイルで利用可能な機能: - 衛星リストと Favorite Groups - パス予測(衛星単位・グループ単位) - レーダー表示(スマートフォンのコンパスで自動回転可) - Rig/ローテーターの接続トグル(無線機を設定している場合)


パスを扱う

ウィンドウ下部の パス予測 パネルには 2 つのタブがあります。

  • Target — 選択中の衛星のパス
  • Group — 現在のリストフィルタに含まれる全衛星のパス

From / To の日時を設定(クイック選択 +6h +24h +3d +7d +30d も可)し、Search をクリックすると、各行に AOS・LOS・最大仰角・ 継続時間・品質評価が表示されます。Export CSV で一覧を保存できます。

視覚的に見るには、パスチャート タブが選択衛星の仰角の時間変化を グラフ表示します(グループ検索後は グループパスチャート タブで グループ全体を表示)。


次のステップ

これでセットアップ完了。以下へ進みます:

  1. セットアップ — QTH、無線機(Direct/NET)、SDR、ローテーター
  2. 衛星追尾 — ビュー、パス予測、TLE
  3. 無線機制御 — 無線機制御タブの詳細
  4. 通信機能 — APRS、FT4、Q65、CW、画像
  5. トラブルシューティング — うまくいかないとき

キーボードショートカット

Ctrl+L でどのタブからでも Doppler Lock を切り替えられます。これが唯一の キーボードショートカットです(設定ガイド参照)。


サポートが必要な場合